安曇野が私たちにくれた贈り物

小野 美樹子 さんご家族
2016年神奈川県より穂高に移住

【田舎から都会へ】

2016年11月に神奈川県から安曇野市に移住しました、小野美樹子と申します。
私は18歳まで、秋田県の白神山地の近く、山と田んぼに囲まれた田舎で育ちました。毎日野山を駆け巡り、棒を振り回して山にアケビを取りに行ったり、蛍の光をぼんやりと眺めたりと自然の中で季節の移ろいを感じ、のびのびと過ごしていたことを、今でもはっきりと覚えています。

思春期になると、自然しかなく交通の便も悪い、おしゃれなものも何もない故郷が急に色褪せていきました。東京へ憧れ上京し、便利できらきらした華やかな都会暮らしにとても満喫していました。それからご縁がありまして、主人と出会い娘を授かりました

【1度目の移住】

娘を都内の保育園に預けながらOLをしていた頃にふと思ったのです。

― 満員電車に乗り、娘をビルとビルの間に挟まれた園庭もほとんどない保育園に預け、少し道路を走るだけで危ないと叱り、気持ちに余裕がない毎日。こんな暮らしを続けていていいのかな。

そう思ったとき、忘れかけていた故郷での幼少期の思い出が急に蘇ってきました。

― もっとのんびりゆったりとしたところで娘を育てたい。―

すぐに主人に自分の気持ちを伝えて話し合いをしました。主人も私と同じ気持ちだったこともあり、通勤が可能な範囲にある海辺の街、神奈川県の葉山へ引っ越しすることにしました。
葉山では三年ほど暮らし、その間に息子も生まれました。葉山も程よく田舎で程よく都会、そして洗練された文化をもつ、とても素敵な街だったと思います。
しかし困ったことに(苦笑)、またしても私の心の声が聞こえてきたのです。

ー もっと田舎の大自然が感じられるところで、元気いっぱいの子供たちを目一杯走らせてあげたい。私自身もゆくゆくは大好きなワインに関われる仕事をしてみたい。ー

その思いを私はどうにも諦められませんでした。

【2度目の移住先、安曇野】

娘が小学校に入学するまであちこちの土地を訪ね歩きました。北海道、山梨、長野などなど・・・ざっと10市町村くらいで開かれた移住セミナーや現地体験会に参加したかと思います。その中でも安曇野市は、移住候補ダントツトップでした。

雄大な北アルプスの景観を初めてみたときは、感動で思わず子供たちと一緒に車内から歓声をあげてしまいました!!気候も思っていたよりもずっと積雪は少なく、真冬の晴天率も高くてビックリしました。
安曇野市のお隣は、文化的で歴史ある松本市。商業施設がたくさんあり、車や電車で30分もあれば行ける距離なので、子供の進学について考えるときにも、色々と選択することができます。上高地や白馬の大自然の中でのダイナミックなアクティビティ、長野県内のワイナリー巡りなど、思い立てばどこにでも出かけられます。豊かな農産物や広い土地で思う存分走り回れる子育て環境も充実していて、安曇野の良さは思い当れば次から次と出てきます。

【家族それぞれの安曇野暮らし】

葉山での暮らしと大きく変わったのは、家族それぞれのライフスタイルでした。
主人は「都内での仕事を変えたくない」
私は「安曇野で子育てをしながら田舎暮らしをしたい」

何ヵ月もかけて主人と何度も話し合いをし、私と子供たちは「安曇野に完全移住」主人は「東京と安曇野を行き来する二地域居住」というライフスタイルを選択してみることにしました。私と子供たちは安曇野で過ごし、主人は月曜日から金曜日までは都内で仕事をし、週末は安曇野で過ごすという最近耳にすることも多くなってきた『デュアルライフ』とも言われる暮らし方です。

主人は、平日は元々多忙なため、オンタイムは仕事に集中ができ、休日はがらりと景色や空気が変わる安曇野で、家族とゆったりとした時間が過ごすことができ、とても快適だと話しております。
娘は公立小学校へ毎日楽しく通学し、やんちゃで元気いっぱいの息子は野外保育森の子に通いさらにパワーアップ!!森の子には園舎はなく、一日中野外で様々な自然に日常的に触れ合い、冒険のような毎日を過ごしております。

私はワインソムリエの資格を取得するべく、松本市内のビストロで働きながら目下修行中です。県内にはたくさんのワイナリーがあるので、畑へ行ってお手伝いさせてもらったり、ワインイベントの顔をだしたりと、描いていた理想の暮らしが送れていることにただただ幸せな気持ちでいっぱいです。

私たち家族にとって心の豊さをくれた安曇野からの贈り物は数え切れません。本当に移住して良かったと日々感じながら過ごしている毎日です。

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・移住体験談
春夏秋冬、北アルプスを見て暮らしたい!(山下 美鈴さん 和歌山県より移住)
安曇野を見つけた僕らは、運がいい(橋本 裕二さん 東京都から移住)
何にもないけど、何でもある(嶋谷 慶二郎さん 奈良県より移住)
「東京に住む必要はないよね」で始まった移住(深山 雅庸さん・公子さん 東京都より移住)
・安曇野が私たちにくれた贈り物(小野 美樹子さん 神奈川県より移住)

 

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